池田信夫 blog : 雇用のミスマッチがデフレをもたらす - ライブドアブログ

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デフレの原因が労働分配のミスマッチという池田さんの解説です。失業率と欠員率のグラフをおもしろく見させてみました。デフレ期の勾配が大きくなっているのが、労働移動がうまくいってない証拠だということですね。でも、失業率が大きくなると変化率も変わってくるような気も。なかなか難しいですけど。勝ち組、負け組ができ。これは経営実績の問題ばかりでなく社会的力の差で無理をさせられるという面もあるわけですが。ともかく負け組は20％ぐらい賃金が下がっているわけですよ。これがデフレの大きな原因だとは思います。数量調整、価格調整の話はよく理解できます。日本は価格調整で、人を整理しにくい。その結果、労働生産性が落ちるということですね。いいとか悪いとかの問題じゃなくて、日本の現実ですよね。日本のデフレはその部分よりも負け組の賃金低下は消費に直結したが、勝ち組の企業余剰金は投資に回されなかったこと。それと日銀がいうように労働人口が減ったことが原因のような気がします。この問題を直接解決せずにアベノミックスが有効化ということですが、景気が上昇すればパイが増えるわけですから価格の指標であるインフレが起こるとも考えられます。ともかく、企業のマインドが上向かなければ。