ehermesのブログ

インターネット、経済、政治に興味を持っています。

現代の安全保障

今の安全保障について論じてみたいと思います。日本は戦後70年の間安全保障を持たずに過ごしました。全く白紙な状態です。保守の人は日本も安全保障を持つべきだと思っています。安全保障とは軍隊を使う政策という意味です。世界の安全保障はどうなっているのでしょうか。安倍さんは国民を守るためだとか積極的平和主義と言っています。このような綺麗事は現実の安全保障ではあまり現れてきません。言い訳には使われますが、実際は他の動機を含んでいます。国の影響力を維持するためであったり、敵対する勢力をけん制するためであったりします。発展途上国では軍事力が政治的発言力として厳然として機能しています。そういう国にコミットするためには軍事力が不可欠となるわけです。したがって、密接な影響力のある地域があったり、途上国にて敵対する勢力を持つかしないと安全保障の問題が生じることはありません。日本の現状ではそういう可能性は乏しいのではないでしょうか。現実的にはアメリカの補完勢力として加わる可能性が一番高いと思われます。アメリカがそういう行動に出ることは残念ながら可能性として高いと思われます。日本の未来像はアメリカを助けるために軍隊を使う国という感じが高いです。保守の人たちはそれで満足なのでしょうか。ここ50年を俯瞰してみるとそういうイメージですが、100年、200年を考えると違う未来像も見えてくる気がします。あまり大きな声で賛成を口にするの辞めたほうが無難かもしれませんね。保守のように理念を大事にする人しか推進できないのが、現在の日本の安全保障だと思います。