ehermesのブログ

インターネット、経済、政治に興味を持っています。

21世紀の民主主義

21世紀の民主主義は20世紀の民主主義とどこが違うのだろうか。近代の民主主義は知識人が中心だった。啓蒙思想で大衆に伝えるが、それは知識人の価値観、考え方だった。社会の構成に関する関心が高く、世の中を建設しているという志向があった。21世紀は大衆は自分たちの考えを主張するようになる。啓蒙思想はもはやそこにはない。自分たちの価値観に基づいて、過激な主張をする。しかし、それは政治の場では実現されない。主張は主張のままである。ネットでツイートしたり、ユーチューブに投稿したり、デモに参加したりはする。それらお祭りで終わってしまう。祝祭の一形式なのだ。政党はこれに合わせるようになる。右と左に分かれるのもその現れだ。2大政党制は日本ではこれに拍車をかける。日本は本来連立指向だと考える。政治家の政権に入りたいという意志が2大政党制を選んでいる。政治家は祝祭の面と政府のリーダーの両面を持っている。この部分が大事で政治家の伝統としてこの要素をしっかり受け継ぐ必要がある。社会変革から祝祭への移行が21世紀だ。