アメリカの東アジア政策と日本

オバマさんはアジアを重視している。アジアを重視するとは経済をだ。中東の殺伐とした状況に嫌気がさしているのだと思う。アジアにフレンドリーな経済圏を作ろうとしている。もちろんアメリカの産業を伸ばすためだ。TPPもその一環だと思う。韓国、中国にも参加してもらいたいはずだ。この場合日本はきわめて重要になる。日本は経済となるととたんにポジションをあげる。日本の市場が重要なのだ。アメリカ企業の売り込み先としてだ。ところが日韓中の歴史問題だ。アメリカは困ったものだと思っている。中国、韓国には言ってもしょうがないと思っているから、日本にしわ寄せが来ることになる。ところが日本は保守ブームだ。どうなるのだろう。やはり安倍さんがキーパーソンだ。アメリカにたてつくなんて安倍さんにしかできない。安倍さんの5年間は不安定な状態が続くと思う。安倍さんが変わると対話路線に移るのではないか。そのときアメリカはオバマさんがやってはいないが。日本ははしかを患った子供のように、安倍さんの間は自己主張をしていると思い込んだまま内にこもるだろう。世論は集団的自衛権にも9条改正にも反対だ。安倍さんは経済政策にチャレンジして、集団的自衛権を得ると思う。憲法改正は難しいのではないか。財政再建は、これはわからない。