経済成長

アベノミックスで経済は成長しているのか。アベノミックスはきっかけで、成長する経済状態に変更するのが目的だと思う。持続的成長とは何か。政府、企業、個人のバランスシートが大きくなることだ。政府は赤字いっぱいでいびつな形になっている。企業は本来負債を有しているはずだが、現在では黒字化し、負債がなく内部留保をかかえている企業も多い。個人が一番健全で、預金を少し持っている。企業が投資をもう少し増やし、個人の収入は増え、それが持続的に続くとみんなが思い、そういう経済状況は10年単位で続くことだと思う。アベノミックスはかなり野心的試みだ。日銀のバランスシートをこれだけ悪化させるわけだから並々ならない決意だと思われる。一度っきりしかできないことかもしれない。話は元に戻るが、拡大が続くという感覚が大事だ。政府は最低賃金を10年かけてこれだけ上げると宣言してみてはいかがか。10年という期間上げ続けることが大事だ。現在の仕事を分類して、種目ごとに最低賃金を決めてもいい。懐が豊かになる場所も大事だ。今みたいなのだと裕福層に豊かさが行き、嗜好品なんかが売れるようになる。最低賃金を上げると低賃金層にお金が行き、それはみんな生活費に使われる。貿易立国を諦めなければならないかもしれない。輸出は少数のエクセレントカンパニーだけになる。現実は国内向けの商品を海外で生産しており、大多数の輸出品は全滅してしまった。頭の切り替えが必要だ。繰り返しになるが、長期にわたって、一つの時代として、あらゆる意味でのインフレが起こることだと思う。