ehermesのブログ

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中国、韓国との歴史認識

中国、韓国との間で歴史認識を巡って軋轢が生じている。中国、韓国は被害者の立場から、日本の行為を犯罪だと指弾している。中国、韓国としてはもっともなことだが、多国間の間で理解されうる歴史認識ではない。国内感情の発露以外の何物でもない。日本が客観的な歴史観を持てればいいのだが、日本も中国、韓国と同じような自国意識優先の感情に支配されている。こじれるのは当然だ。日本が帝国主義の歴史的認識を持って、中国、韓国を説得するのは荷が重い気がする。長い100年、200年という時間が必要だ。説得できないのだから、礼儀的な外交姿勢ということが重要だ。腹を割ってはお互いに理解できないので、表面上丁寧に接することが大事だ。あまり近づかないほうが懸命だと思う。

 政治的には大きな問題だ。昭和の時代に一定の歴史認識を共有したように、21世紀初頭になって新しい歴史認識を政治家間で持つことは可能かもしれない。腹を割って理解し合えるというのではなく、政治的方便である。それは実現する可能性はある。安倍さんに頑張ってもらいたいものだ。安倍さんは対話路線か対立かという二者選択を迫られている。対話路線となると尖閣の問題を足して二で割るような解決を見なくてはならない。安倍さんにはその決断はできないのではと感じている。安倍さんが総理の間は対立の構図が持続されるのでは。ここまで大きな問題になってくると日本の主張が通るのはちょっと難しい気はしている。昭和の時代にあまりにもむとんちゃくすぎ、甘く見ていたのでは。安倍さんの次の内閣で足して二で割るような解決法がなされる気がする。