ehermesのブログ

インターネット、経済、政治に興味を持っています。

左側

保守に対峙する左側に対する感想を述べてみたい。戦後隆盛を極めていたのだが、現在凋落気味である。名称からして確固たるものがない。リベラル、左翼、市民運動、革新様々な名称があるが、確固たるものはない。主張も反原発平和運動ジェンダーとあるが、現実生活とはちょっとかけ離れた感がある。一つ一つは重要なテーマであり、それなりに意味があるのだが、実際の政治勢力と考えられていないところがある。ヨーロッパなんかは立派な二大勢力の一角を形成し、政権を取ったりしている。ヨーロッパと日本ではどこが違うのだろう。やはり知識人層の違いが大きいと思う。知識人が日本では左ではなく右に大転回をしてしまったのだ。日本人は機を見るに敏だ。世界の工場から国内製品を海外で生産することへの転身なんかが想起される。これからの左はどうなっていくのだろう。運動主体が宗教教団的な共産党や、労組に支配された社民党、市民活動などと分裂している。一方で二大政党制への志向が高まっており、自民党保守に対する片方の政党の必要需要が高まる。そこら辺が結びつかない。混沌としているわけだ。自民党に対峙する政党は国民投票政権交代が行われ成立すると思う。その政党が思想的にどういう立場に立つのか皆目わからない。真っ暗闇の中である。主流になった保守が成功体験に慢心し、言い古された言説を繰り返すだけの中で、左を志向することは刺激的な体験ではないか。