多文化 ポストモダン

ポストモダンの時代は差異が強調され、個人の個性ばかりでなくコミュニティーの多様性も意識される。いろいろな文化、考え方を持つ多くのコミュニティーが併存する社会だ。多くの国家間でもその差異は認められる。グローバル化の社会は国際的に均一な社会ではなく、地域による個性が存在する。資源が豊富にある地域、大規模農業が可能な地域、工業製品を輸出する地域、金融で役割を果たす地域などだ。国際分業が進んでいく。政治もまたそうあるべきだ。歴史問題で中国、韓国との関係が取り沙汰されている。中国、韓国と日本は違う文化を持っているのだから、それぞれの国柄を尊重されるべきだ。中国、韓国は国内の成り行きで太平洋戦争のことを問題にする、それは考慮されるべきだ。日本は国内であの戦争について歴史観を中国韓国とは別に作って行くべきだ。非人間的な犯罪行為だという認識は国内では受け入れられないだろう。維新の帰結として、欧米を移植した結果としての帝国主義が考えられるべきだ。靖国の問題も国内での合意に従って良いと思う。政治問題としては複雑なものがあるが、文化問題としてはそういうことだ。アジアにおける外交を通した政治状況がそういう考え方を受け入れるものであってほしい。自分と違った考え方や感受性を持つものを認め、いや面白く感じられる感性が大事だ。気の持ちようだから、やろうと思えば簡単な事だと思う。