ehermesのブログ

インターネット、経済、政治に興味を持っています。

太平洋戦争

太平洋戦争とは大日本帝国帝国主義による侵略戦争と通常は解されていると思う。確かに正論だ。しかし欧米の近代を考えたとき植民地支配を巡る戦争は日常茶飯事であった。日本は明治維新を選択した時その部分も残念ながら受け入れたのだと思う。明治の日本に戦争を否定することはできたか。明治を受け継いだ大正、昭和にそれが可能であったか。太平洋戦争は日本が世界に受け入れられる過程でもあった。それが戦争犯罪で断罪されようとも。世界に受け入れられた日本がこれ以上世界に対して反発する必要があるだろうか。世界の一人前の構成員として穏やかに仲良くしておればいいのでは。それが戦争で犠牲になった人への供養だと思う。靖国に詣でるまでもない。中国、韓国の日本に対する歴史認識が国内的現代的政治のテーマだ。それを必要とする国内状況が存在する。日本の保守はお人好しだ。そんな国内問題に首を突っ込む必要はない。安倍さんの第一次世界大戦前の英国、ドイツとの比較は現在の世界での政府間の論争の困難さを表している。20世紀前半と現在を比較してみるのは違う意味で面白い。21世紀は政治がエンターテイメント化している。情報化がそれに拍車をかけている。それにしても安倍さんは今という時代を真正面から代表している、稀有の政治家だ。安倍さんの発言を聞くたびに今という時代を想起させる。これからの成り行きは予想できないが、21世紀という時代を堪能したい。