ehermesのブログ

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資金、実体経済に回らず 齊藤誠 一橋大学教授 :日本経済新聞

http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20130416&c=DM1&d=0&ng=DGKDZO53986820V10C13A4KE8000&ue=DKE8000

斎藤さんはアベノミックスの良きライバルで、常に注目されてきました。今回も興味深く読ませてもらいました。議論の方向性がだんだん一致してきて、より有意義な専門的議論が戦われるのでは。ただライバルの雰囲気はまだ維持されていて厳しい論争を挑んでおられます。斎藤さんは大きな舞台装置を作って、現実の経済は動くかもしれないが、理論的には装置が大げさすぎて、効果の割に弊害が出てくるということだと思います。昔は効果が出る出ないで議論をしていましたから。技術的には日銀の当座預金に収まるのだから市中には出回らないということですね。日銀の当座預金というのはバランスシートの中に含まれるのですかね。負債側になるのかな。その部分は日銀券の発行で対応しないのかな。初歩的質問ですみません。大きすぎる仕組みを作ったという認識は出口戦略の重要性も指摘しているのだと思います。極めて共感する部分であります。この部分は強調してもしすぎることはないと思います。この仕組が有効か有効でないという不毛の議論から出口戦略を考えようという有意義な議論を挑まれた斉藤さんに敬意を評したいと思います。実態景気は草の根レベルでは動いていて、あとは企業の投資が動き出すかどうかです。