ehermesのブログ

インターネット、経済、政治に興味を持っています。

TPPについて

TPPは革命的変化を起こす政策の割りに、あまり情報が豊富ではありません。関税を撤廃するということは、現在のような国際依存の大きな社会では、極めて大きな社会の変化を引き起こすでしょう。日本では農業が問題視されていますが、農業は地産地消の部分も多く衝撃を直撃するとは思われません。やはり、物の生産ですね。多種多様な製品がありますがこの部分は直撃というか、大革命になると思います。製造費が人件費の安いところに集中し、未開の開発途上国に進出することになると思います。それも一製品一工場みたいな感じで、短期の進出になると思います。焼畑農業みたいなものです。メーカーには現地工場管理部みたいな大人数の部署ができ、そこで工場立地の選択、建設、製品立ち上げ、製造をこなすことになると思います。10年くらいで一段落すると、また次の工場を作るといった感じです。国内の製造業は特殊なブランド品だけになると思います。日本の製造業はいわゆる作りこみが得意で、この部分には向いているのではないでしょうか。むかしのように世界の工場を目指すのではなく、じっくりいいものを作っていけば必ず生き残れると思います。ソニーなんかもそういう少量のブランド品を目指す部分とテレビのような現地工場管理部みたいな部分の両方を持てばいいのでは。これからは人が財産ですから、各専門に習熟した職人をたくさん育成する必要があります。これはトレーニングで可能ですから。才能なんて関係ありません。