２１世紀の地方

日本の地方はどのようになるのでしょうか。最も大事なのは人です。人がいるから経済がある。したがって、人を都市に集中する必要があります。各県にひとつぐらい中核都市を作り人を集める必要があります。中国ではありませんが、都市部と他の地域では異なった行政を行う必要があります。都市部だけの特区なんかを作ってもいいでしょう。人々が自然に都市部に集まってくる環境を作る必要があります。工場を中心とした企業城下町は伝統的な成熟した地域となります。各都市は人々の活動に起因するサービス業が中心となります。輸入品の販売も活発に行われるでしょう。ものの製造はその地域の特産物に限られます。工業製品も特産物の扱いになります。あとは農業、漁業、林業の一次産業と観光が中心産業となります。地方政府の役割も重要です。GDPの３０％を占めるわけですが、地方ではもう少し多くなるかもしれません。どのようなサービスを提供するか地方の成り立ちの上で極めて重要です。地方が地方分権で独自の政策を持てるかは不安です。中央政府が特区のような形でモデルを提案する必要があります。地方はその中で自分たちにあったモデルを採用すればいいのです。イージーオーダー制度というべきかもしれません。独創的なアイデアで社会をもり立てるという考えは近代の考えだと思います。２１世紀は２次制作の時代だと思います。