ehermesのブログ

インターネット、経済、政治に興味を持っています。

中国の脅威

中国の海洋進出が盛んだ。各国はこれを中国の膨張主義と避難している。実際東シナ海の諸島や尖閣で衝突も起こっている。中国の海洋進出は中国の独りよがりな悪なのだろうか。中国は諸島を占拠しようとする帝国主義的政策を行っているのだろうか。習近平さんに聞いてみたい気がする。彼は答えるだろう、これらは中国の伝統的政策を受け継いだだけで私が始めたものではないと。しかし、これらの現象は現実的意味を持っている。中国海軍は昔は弱小だったからそのような意思はあっても現実的脅威にはならなかった。今の中国軍はアメリカをライバルと考えるような現実的力を持ってきている。中国指導部は自分たちが意図して始めたわけではないというだろうが現実の力を直視して対応していただきたい。脅威と思うのはその軍事力ではなく政治的コミュニケーション力のなさに起因する相互不理解だ。アメリカもEUも大きな軍事力を持っているがお互いを脅威とは感じていない。そこまでは言えてもなかなか現実は大変だ。現実の政治を実行するに当たってそれぞれの国の国益を配慮せざる終えない。対立する方が自然というか通常の状態だ。その中で相互理解を得るのは大変なことだ。日中どうあるべきか。やはりリーダー同士の個人的信頼関係が始まりだと思う。立場は違うので利害は対立しているが相手はしっかりしているやつだという相互認識が大事だ。それがあれば極端な行動に出なくなると思う。現状を変えるような変革は歴史が決めることで人間業ではない。