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日本の金融政策はデフレ脱却が目的=中尾財務官 | Reuters

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE92306620130304

 

政府はイメージチェンジに躍起である。アベノミックスは初期の段階では円安による輸出の促進をテーマとしていた。自民党内での議論ではそれが常識だったのだと思う。日本のリフレ派もそのそうな議論を展開している。

 しかし、実際の政策として採用され円安が実現するとまた違った局面になる。海外からの批判が起こり、韓国などは実際大変なことになっている。為替の急激な変動は貿易に与える影響が極めて高いということである。それが有利になるにせよ不利になるにせよ。また、日本の輸入に与える影響も見逃せない。石油が上がり輸入食料品が高騰している。日本は輸入、輸出の両面配慮しないといけないことがよくわかる。

 また、この水準での円安で当初の目的を達していることもある。輸出産業は一息ついているし、国内景気に対する期待で日本中が沸きだっている。これ以上の円安による効果と不利を十分に配慮したのだろう。自民党はきわめて柔軟だ。状況に応じて素早く強力な政策なりコミットメントを発しなければならない。G20での成功はそのことがやれていることを証明している。これからも状況の変化により素早く、強力な対応が要求されるだろう。日本政府をそれを実行できると思う。そもそも日本の得意分野のような気がする。