知とは

知とは対象は把握することだ。その対象がある条件でどう行動するか予測がつくことだ。対象は自然でも人間でも社会でもいい。対象を見ることが知ではない。行動が予想できなければならない。予測するためには理解が必要だがそれは言葉で言い表せる必要はない。箇条書きに構成要件で記述できるようなものではない。知識の全体で収め、対象相手がこれこれの時はこう行動すると直感的に感じ取れることだ。近代における知性は新しい概念を創りだしたが、これは今論じている知とは異なるものだ。近代の知性も知により理解され予測される。理性を把握し行動する人とそうでない人がいる。近代という時代はその理性が社会の行動因となった。全体が理性的でないために最初の目論見は外れたが。知を獲得するにはトレーニングがいる。人間が自然に持っているものではない。たくさんの知識と経験を必要とする。