保守の人たちの心情

保守の人たちが一番望んでいるのは、国民が自分たちの考えに共感してくれることだと思う。実現したい政策なんかは二の次なのだろう。国民は共感したか。マスコミは共感している。マスコミの共感もどういう社会を作るということではなく、心情的に保守の言説を載せると売れるということだろう。国民は集団的自衛権や憲法改正の世論調査を見ていると共感しているとは思えない。警戒しているように思う。やはり中国との関係を悪化しているのが原因だ。檜舞台に立ったのに残念な結果だと思う。しかし、世の中のバランス感覚は生きているという気もする。保守の考えは愛国心ということを強調するあまり、世間を狭くしている。それで満足なんだろう。保守の伝統は日本で脈々と続いていくことであろう。自民党は保守という部分を外してはやっていけない政党になっている。自民党が保守の側に立ったことで2大政党制が見えてきた部分もある。21世紀の政治が始まったという感じだ。