ehermesのブログ

インターネット、経済、政治に興味を持っています。

神について

神ってATOKで変換すると3番目に出てきます。皆さんは神ってどういうイメージですか。正直言って全然考えたこともないのでは。歴史や海外のような異なった世界に興味を持たないとなかなか日本では考えないですよね。神というのはイメージ、想像の産物でということも今の時代の常識で、中世、古代は本当に神がいて、自分たちに起こった事件を起こしたのもかれだなどと考えていたんですよ。あるいは、近代で自由、平等などという新しい概念もヨーロッパでは神が与えた自然権と解釈されていました。近代の礎が神起源な訳です。東洋ではどうでしょう。仏教の仏は慈愛の対象で、人々を許すというような位置づけです。とても西洋のように社会を変えてしまうような部分はありません。現代の信仰を持った欧米の人たちは神によって自分に幸運がもたらされると考えたり、周りの人に恵みがありますようにとか、実利を考えるようですね。ともかく神の概念はイメージと現実の間を縦横無尽に駆け巡り人類にとってなくてはならない存在でした。日本にこのことがかけているのは不思議でありません。起源は江戸という時代にあるような気がします。所謂近世です。これからは不足しているイメージの世界を補強するためにも神のような擬人化した創造物を利用したいと思います。人間は神にはなれません、でも触れることはできるかも。