ＴＰＰ、例外品目は必ず作れる～高村副総裁 | 日テレNEWS24

http://www.news24.jp/articles/2013/03/01/04224043.html

交渉国は一様に例外品目は認めないといっているが。アメリカが日本との共同声明で、

日本には一定の農産品、米国には一定の工業製品というように、両国ともに二国間貿易上のセンシティビティーが存在することを認識しつつ、両政府は、最終的な結果は交渉の中で決まっていくものであることから、ＴＰＰ交渉参加に際し、一方的に全ての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものではないことを確認する。

交渉の考え方としては、思想をともにする強いつながりを持った少数の仲間で始めるか、最初は幅広く現実的に対応し、徐々に条約を進化させながら変化させている方法がある。どちらをとるのかは情報がなかなかとれないので難しい。アメリカが共同声明でこのようにいっているのは日本に入ってもらいたいという意思の表れであり、後者の考え方にたっていると思う。日本の大きな市場は無視できないということだろう。公にはなかなかいえないとは思うけど。日本の例外品目もそれほど多くなく、無理を言っているようには思えない。日本の大きな市場を考えれば参加国の利益は明らかだ。よほど原理主義的考えをしないと否定しないような気がする。ともかく、例外品目の交渉は最後の段階で突然行われるのではないか。何か重要でない付則のような形で。日本政府がうまく交渉できず、例外品目が認められないような事態になったら政府の不手際としかいいようがない。