ehermesのブログ

インターネット、経済、政治に興味を持っています。

「小さな政府」を語ろう : 岩田規久男という日銀副総裁候補らしき人物のインフレ目標論者の概要

http://blog.livedoor.jp/clj2010/archives/65764769.html

 

この頃経済の話題が多いですが。インターネットもアベノミックスに話題沸騰というところです。それだけいじりどころ満載というのも、アベノミックスが新しすぎるからかもしれません。このブログの文章はなかなかの名文で、僕にはかけない種類の文章です。

 まず、日銀理論ですが、おっしゃるとおりです。というか、平時、通常時ですと従来型の日銀理論で経済をコントロールできる訳なんですが、過去20年以前にちゃんと機能していました。バブルから抜け出すのに失敗してからは従来型の日銀理論では説明しきれない経済になってしまったんだろうと思います。それでも日銀は日銀理論を捨てずがんばってきたわけです。

 そこでアベノミックスの登場です。岩田さんの理論が経済理論至上主義かどうかはわかりませんが、アベノミックスには最新の経済政策が盛り込まれています。海外の実務者がその可能性を認めています。アベノミックスの特徴は政府ができるあらゆる景気刺激策を用いた点です。政府のできる経済政策には財政政策と金融政策、それからいわゆる構造改革があるわけですが、そのすべてを一度にやろうというものです。日銀だけではできないことです。浜田さんなんかは財政出動に反対していて、従来のリフレ派、正当なリフレ派の考えだと思います。安部さん、麻生さんなどが話し合って決断したんだと思います。従来は全く違う考えで、競合しあっていたものでした。

 バブルについては政府は否定的です。発言を見ていればわかります。アメリカなどのバーナンキの政策は土地ファンドに資金を集中して、景気を刺激しようという、一見バブルを許容しているかのような政策です。バーナンキは否定していますが。そのような政策は日銀は採っておりません。景気刺激だけを考えればその方が効果的ですが、政府は断固拒否しています。執りうる手段があるのにそれをやらないというわけですから政府の意思を感じます。以上です。