ehermesのブログ

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朝日新聞デジタル:(インタビュー)経済学は無力か 一橋大大学院教授・斉藤誠さん

http://digital.asahi.com/articles/TKY201302260679.html?ref=comkiji_redirect

 

専門家が一般記者の筆問に答えるという形ですね。アベノミックスに迎合する世論の中にあって上品にではありますが、批判的に回答してます。アベノミックスなんて本当は経済学じゃわからないんだよという気持ちが暗に出ています。経済学は長期の経済動向を扱うということが強調されています。絶対的普遍じゃないけれど、客観的な現象そのときだけじゃないものを述べているということでしょう。しかし経済というのは時代とともに変わるということもいえます。歴史を見ると、貨幣が現れたときから中世の閉鎖的な時代もありましたし、重商主義の時代、国際化時代、金融が肥大化した時代。時代によって全然違うわけです。これからの経済がどういうものになるか全く予想がつかないと思います。そういう意味で経済学の長期的予想というのは直近の長期的という感じがします。ただ経済学の道具立て、個人、法人、行政の経済主体やGDP,インフレなどの統計などはある程度普遍的な気がします。経済理論はその時代の人間行動を形作るところがあります。規制緩和などはまさしくそういく行動をとっていくわけで、経済を形作っているものだと思います。経済学は人間行動を規定します。そういう観点からあるべき経済を見据えて、自由に経済理論を展開するべきだと思います。

 斉藤さんのような専門家は僕のような話は絶対できませんから、アマチュアの勝手な議論と考えてください。この記事のような表現が専門家が一般人に伝えるべき表現だと思います。