ehermesのブログ

インターネット、経済、政治に興味を持っています。

ヨーロッパと日本

ヨーロッパの金融危機は長いね。見ていて辟易する感じ。しつこい。発端はギリシャだけど。まあお国柄だからね。経済的に緩い国という感じ。なんか19世紀の国を想起させる。それくらい異質だよね。それを発端にヨーロッパ全体の国債が売られ、それに対応するために各国があげて緊縮財政。おおさわぎだ。この連想はどこから来るのかね。経済の本質がわかっているのか、市場に丁寧に対応しているのかよくわからん。それが何年も続くのだからね。

 それに対して日本の現状は。波乱なし。穏やかな日々を過ごしています。政治家は経済危機だけ経済危機だと大騒ぎですが、知識人の間ではある種のあきらめというか、穏やかで平和な日本という感じ。200年続いた江戸時代を連想させている。これは国債市場が安定していることに起因すると思うが、国債市場は機関投資家などの国債を保有する投資家が多数を占め、今まで何度も海外からのまばらな個人的挑戦を退けある種の実績を積み上げている。

 ヨーロッパと日本の違いは何だろうね。日本はいい意味でも悪い意味でも利害関係者によって市場といったら言い過ぎか、社会がしめられているからだろうね。どちらがいいとか悪いとかは判断できないが社会の成り立ちなりパフォーマンスが根本的に違うことを感じる。僕は日本に住んでいるのでこの居心地の良さはやめられない気がするけどね。日本の課題は一人あたりのGNPを維持することだよね。これ以上成長して収入を増やす必要はない気がするけどね。各先進国も同じ状況だよね。人口が減少するから精神的に落ち込まずに、今の豊かな生活を誇りを持って維持すればよい。政府は成長をスローガンのように唱えなければならないけどね。それが仕事だから。