ehermesのブログ

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経済のポストモダン

経済には各国に渡る普遍性があるのだろうか。各国は共通の経済原理で働いているのだろうか。アメリカはリーマンショックの停滞期を経験していると同時に、バブルが頻発する社会です。ヨーロッパは成熟した社会ですが、政府の占める割合が高くヨーロッパ危機などが注目を集めています。中国は高度経済成長中ですが、沿岸部と内陸部では全く異なった経済構造を表します。日本はご存じのように多額の政府債務を保有していまが、現状はそれを有効に使って安定した社会を実現しています。

 こう見てくると各国多様で当たり前ですが全く異なった社会を形成しています。こういう中で経済政策を統一して実行し、それが社会に有効に効果があるものでしょうか。財政出動をすれば確かにGNPは一時的の増加することは明らかでしょう。しかし、それが社会にどのように影響し。経済のパフォーマンスが変化するか各国によって事情を異にするようです。

 統一法則を見つけることが無意味だといっているわけではありません。経済学においては大きな仕事だと思います。しかし、各国の経済担当者は自国との対話なりコミュニケーションを需要視すべきではないでしょうか。伝統というか、慣習というかその国で通じる意思の疎通というものが重要ではないでしょうか。