ehermesのブログ

インターネット、経済、政治に興味を持っています。

終戦記念日を迎えて

 終戦記念日です。各紙社説で力のこもった文章を載せています。あの戦争とは何だったのでしょうか。戦前と戦後の隔絶に思いを馳せます。全く別の世界です。戦前は帝国主義の時代で戦争が政策の一部となっていました。戦争を悪だとは思っていなかったのです。戦後の変わり様はどうでしょう。あの戦争はこの時代の変化の儀式だったのかもしれません。それにしても300万という犠牲は大きなものです。日本は膨大な犠牲の上にこの歴史的儀式をとり行いました。保守の人たちは戦後社会のアンチテーゼから議論を進めています。それは非常に人間的な行為です。しかしこの戦争はその人間的行為を超えた歴史的存在です。保守の人たちの行為はあまりにも人間的で、理解しやすい物ですが、あの戦争はそういう行為とは無縁の神がかった事実でした。21世紀になって人々はこの戦争をどう見るのでしょうか。愚行、飛躍。違いますこれは歴史的儀式なのです。儀式を終えた日本社会はそれに見合った関心を持たねばなりません。それぞれの時代にそれぞれの課題はあるものです。