ehermesのブログ

インターネット、経済、政治に興味を持っています。

日本の近未来

日本の50年先ぐらいを考えてみたいんですが。民間の社会はすでに21世紀対応ができていて、それほど今の状態が変化するとは考えにくい。中間層がすり減って、勝ち組と負け組ができることは、社会のありようがどうであるべきという議論はおいていて、21世紀の現実である。9割の人は安定した職を持っていて、非正規であっても。夫婦とも稼ぎをすれば普通の生活はできるという感じです。

 問題は政府です。1000兆円の負債を抱え、慢性的赤字を伴わなければ現在の支出を維持できません。今まで必要にせままれ、需要を補うという意味では全くでたらめな財政だとは思いませんが、長続きできるたぐいの方策でもありません。20年間続けられたのが奇跡のようです。これに対する対策として出てきたのがアベノミックスです。成長というより景気水準を上げることにより、現在の支出水準を維持できるようにしようということです。赤字による国債の増発は必要ありませんから、プライマリーバランスを0にすれば、現在の状態をしばらく続けることができます。政治改革により政権交代が行われ、本来なら民主党が着手するべき改革を野党に下った自民党が担うこととなりました。小沢さんたちの努力が実った格好です。後は国民がこの政治状況に共感するかどうかです。アベノミックスがもし失敗したら、これはここではいいませんがそれも自民党の頭の中にはあるような気がします。野党に下って頭を冷やすというのはそれくらい効果があるものです。アベノミックスが成功すれば、ある程度の安定した社会が維持できるようです。安定しすぎて物足りない、世界2位の経済大国のようなロマンを。そのためには政治ががんばってアジアでの発言力を増すべきです。世界はちょっと大きすぎる気がします。アジアでリーダーを目指すべきで、そのためには中国との関係をどうするかが大事だと思います。