朝日新聞デジタル：投機、株へ国債へ 市場の常識覆す勢い 東証終値、リーマン前水準回復

http://digital.asahi.com/articles/TKY201303080590.html?ref=pcviewer

朝日新聞らしい記事ですよね。楽しめました。自分たちの伝統を持っているというのは大事なことです。好調な金融実体経済はついて行ってないということだと思います。朝日の思想は別にして、実態を正確に表していることも事実です。半年ですからね。金融がこれだけ反応しているのでも大成功だとは思います。

　現状2つの感想があります。一つは金融はアベノミックスに反応しているわけです。それに続いて産業界が反応するかどうかということです。これは日本が大きな一つの物語の中にいるかどうかということです。金融が反応したら日本全体が一つの物語になれるかどうかです。日本で日常を送っているとそういう雰囲気は感じるんですが、経営者の皆さんがマスコミを中心に作る大きな物語に関心を寄せていると思うからです。どうなるのでしょうかで楽しみです。結果は出ますから。

　もう一つは金融が21世紀の日本でも大きな産業となるのではないかということです。金を儲けるということを考えると実体経済に投資しても、金融市場に投資しても同じことです。このように政治に敏感に反応でき、チャンスが頻繁に存在するということは利益機会が大きいということです。日本は昭和の時代に猛烈に働きたくさんの富を得ました、21世紀にそれをどのように活用するかは大きなテーマだと思います。

　このように伝統的側面と未来的要素を感じています。モダンとポストモダンが混在するこれが日本の現状ではないでしょうか。