ehermesのブログ

インターネット、経済、政治に興味を持っています。

思想

21世紀的概念とは

現在の社会は分業、多様性で成り立っている。それぞれのコミュニティーが分化し、役目を担っている。皆がこの原理を共有すればだいぶ住みやすい社会になると思う。右と左の争いも相手の存在を認めつつ自分たちの主張をするようになる。それぞれのコミュニテ…

日本の保守について

保守がブームだ。政治家、マスコミを席巻している。保守であらねば人であらずという感じだ。保守は大衆運動という側面もあるし、知識人を惹きつけるところがある。非常に人間味あふれる思想で、その部分が近代と相容れない部分でもある。大衆運動の部分はい…

教育を受けたものと大衆

現在の社会では両者が存在します。考え方が違っており、社会の統一を妨げる一因となっています。自由が社会に根づいたため両者が気兼ねなく自分の考えを主張しているからです。教育を受けたものが近代の思想に近いのに対して大衆は自由の自分の直感で物事を…

終戦記念日を迎えて

終戦記念日です。各紙社説で力のこもった文章を載せています。あの戦争とは何だったのでしょうか。戦前と戦後の隔絶に思いを馳せます。全く別の世界です。戦前は帝国主義の時代で戦争が政策の一部となっていました。戦争を悪だとは思っていなかったのです。…

日本の生き方

日本の生き方を考える際、欧米が参考になります。欧米文化は科学技術、民主主義に卓越しており、世界でも主流の文化です。彼らには一貫性があります。ギリシャ思想から、キリスト教、近代、ポストモダンとその流れは理路整然としています。現在もその活動は…

21世紀の保守のあり方

保守がブームだ。保守と行っても広範な歴史を持っているので一概にいえないかもしれないが。今思っていることを書いてみたい。保守が近代の環境で起こるとファシズムになるのだと思う。国家社会主義。国が産業を起こし、人種差別をし、対外戦争をする。現代…

保守の色

椎名林檎 - 『NIPPON』 - YouTube 保守がブームだ。ネトウヨなどは中国、韓国に対する敵愾心で、スポーツみたいなものだろう。表現すればそれで満足するたぐいだと思う。政治における保守とは何だろう。これも戦後に対する反発力だ。大日本帝国に対する親近…

知とは

知とは対象は把握することだ。その対象がある条件でどう行動するか予測がつくことだ。対象は自然でも人間でも社会でもいい。対象を見ることが知ではない。行動が予想できなければならない。予測するためには理解が必要だがそれは言葉で言い表せる必要はない…

これからの日本

みんな何に関心を持って生きるのかな。社会にはいろいろなものがおもちゃ箱のようにあって。よりどりみどり。自由に関わりを持てばいいのだと思う。このおもちゃ箱は人間の活動の総和として発生するのだと思う。伝統的な価値観も豊富だし、未来志向の飛んだ…

左というのかな

なんという名前で呼んだらいいのか。リベラル。例のアメリカ思想っぽい。左翼は論外。現在では保守に対するアンチテーゼみたいなもの。反原発、平和主義、人権思想、環境、反格差社会みたいなものかな。それなりに意味のあるというか大事なものだと思う。一…

これからの日本

気分のままに自由に浮遊する社会が実現できたらな。平安や江戸時代のように。世界情勢がそれを許すかだ。みんな資本主義に熱中して、富を増やすことに専心すれば。日本は世界に影響されることなく自由な世界に遊べるのに。ロシアや中国が領土にちょっかいを…

ポストモダン再考

ポストモダンというとニューアカのブームがブームで終わって、消滅していると考える人もいると思います。この頃の社会現象を考えると生きていく上で必修のツールのような気がします。我々はポストモダンの時代に生きています。政治の状況を見ると右と左の勢…

マルクス主義について

マルクス主義は近代の平等の概念が母体だ。平等だから労働者の地位を上げろとなり、それが労働者の政府をということになる。人間は労働者でも、政治家でも、経営者でもなんにでもなれると思うのだ。人間はそんなに器用ではない。その結果、共産党という政治…

言葉の使い方

言葉、概念は不完全なものです。意味する範囲が限定されます。時代を経るに連れ意味範囲が拡大していきます。自由という概念が近代の創始者に使われていた時期は、個人が主体的に考えることを意味しました。ヘーゲルなどは共同体と一体になることも自由の一…

日本人であること

僕は日本人であることを好んでいます。他の国の人になったことがないのに、そう感じています。日本はアジアの東端の辺境の地にあります。周りを海に囲まれ、世界とはある程度の距離をとって生きてきました。しかしそれだから海外に対する知識欲は旺盛で、輸…

自然と作為

日本人は自然と一緒に生きています。西洋人は作為というか設計、つくり上げるというところに快感を持っているような気がします。欧米は近代という時代を創造し、社会のあり方を根本から変えました。日本人は西洋人が作った近代を自然として受け入れました。…

最近の保守の風潮

保守がブームになっています。雑誌が中国、韓国問題を扱い、政治が尖閣問題、集団的自衛権へと進んでいます。保守の潮流がどこに起源を持つのでしょうか。ひとつは啓蒙思想の欠如だと思います。もう一つは戦後70年経ったということです。啓蒙思想とは知識人…

これからの日本

人間の歴史は宗教の時代、近代と変わってきたと思います。宗教の時代とは神のいた時代です。イメージが実在すると考えていました。近代とは自然を観察することから始まり、自由、平等の価値観が確立します。民主主義の時代と行ってもいいでしょう。そこから…

知識について

知識とは人間が受け取る外部の情報のことである。人間が営々と積み上げた成果である。コミュニティー文化によって多種多様な知識がある。そのコミュニティーを超えて知識は伝播し、多様な文化を人間は受容することができる。時代によって異なるのはもちろん…

行為者と受容者

人間の行動には行為と受容があります。両者は完全に非対称をなしており、全く違う行動です。行為とは自分が積極に何かを行う、能動的行いです。これには競争を伴っています。商売を行いものやサービスを買ってもらう行為、政治行為、選挙、芸術行動、思想な…

ポスト構造主義の立ち位置

ポスト構造主義は社会主義に取って代わる思想として運命つけられた。社会主義とは労働者に対する関心とユートピア思想からなっている。労働者が中間層となり消費社会を迎えることで社会主義の現代性というのは失われた。それに取って代わるのがポスト構造主…

左の行方

左について書こうと思います。なんだか苦戦しそう。日本ではリベラル、左翼、社会主義いろいろ言われているようです。厳密に言うとそれぞれ意味が違いますか、保守に対して左という感じです。進歩派、新自由主義ともちょっと違う感じです。政党でいうと共産…

ポストモダンの時代の知識人

大衆文化が盛大になって、大衆だけじゃないと言うことを正当化するためにポストモダンを援用したことがある。大衆文化も認め知的な世界も生き残るために。民主主義では大衆化が進み、右と左のセクトの勢いが増している。知識人はどこに居場所を求めればいい…

大衆

大衆という言葉は非難して使っているわけじゃありません。読んでいただけるとわかると思いますが。多数派というか普通の人のことです。日本では知識層が弱く大衆文化が旺盛を極めています。政治においては民主主義があげられます。民主主義はプロの言う政治…

世界観

人々はそれぞれの世界観を持っています。日本が大事だと考える保守も、国際分業で現在社会が成り立っているという常識派もそれぞれの世界観で話しています。それぞれの判断の根拠となる常識が違うのです。これは当たり前だけど驚嘆すべきことです。各人がそ…

保守と政治

保守と政治は本来つながるものだろうか。保守の人たちの主張を聞いていると国益に関することは乏しい。日本海が東海になっても、靖国に参拝しても国益には影響しない。それぞれが国内運動として頑張り課題を実現していけばいいのでは。政府という公的なもの…

雑感

今の世の中は資本主義と民主主義とポストモダンで出来ている。資本主義は他の人とのコミュニケーションで、世界的な分業をなしている。社会の惰性の部分と新しもの好きの混交。政府はコントロールできない資本主義をリードできると錯覚し張り切っている。資…

ファシズムと日本の保守

ファシズムと日本の保守はどこが違うのかというのが今回のテーマ。ファシズムは国内を一つのものとし海外に向かって排他的になる。国内は同じ考えに統一する、つまり政府を支配するという形をとる。民主主義から発生する所以だ。マスコミを最大限利用し、フ…

近代とポストモダン

近代とは帝国主義の時代だ。政治的な意味においても文化的な意味においても。植民地競争を行い、戦争も政治の手段として用いていた。文化的にもひとつの考えに突っ走る世界観であった。出版技術がそれを後押しする、技術的背景だった。民主主義、社会主義、…

雑感

保守の人たちを見ていて思うんだけど、富国強兵で世界に強い国にしようとしているのだけど。なんだか空回りしている感じ。近代で、理論武装し、自分たちの正当性を声高に主張する。それが世界に全然通用しない。日本人らしくなく、世界標準でしゃべろうとす…